diary201605
5月の日誌
つらいときは足元を見る
- 投稿者:ゆき子 (2016-05-30 (月) 21:14:58)
昨日は某ロードレースに出てきました。
一応コース全体フラットに近いのですが、
7kmあたりからだらだらと緩やかな登り坂が続きます。
急な登りなら一気に登ってしまえばいいのですが、
だらだらと続く坂はできるだけ頭をあげずに、
足元を見て、じっくりじっくり行くうちに、
いつの間にか登りの終わりに着きます。
勉強もそうです。
大変なつらい時こそ足元を見つめ、
顎をあげることなく、
じっくりと進んでいくことが大切です。
そうしていれば、
いつの間にか大変なことから抜け出していけるのです。
そういうことをお子さん自身が身をもって体験してほしいと思うのです。
「ちょっと子供が大変そうだから、枚数を減らしてください。」
「ほかの塾と掛け持ちで時間がないので、しばらく休みます。」
こう言ってしまうのは簡単。
でも何だか親が子供の苦労を先読みして、
それを排除してやろうとしてると感じてしまうのは、
厳しい言い方でしょうか?
それとも子供さんがイライラして当たり散らすのが
親自身が嫌だと考えてしまう、と思うのはうがちすぎかしら?
子どもの興味を引き出す
- 投稿者:ゆき子 (2016-05-27 (金) 11:19:25)
学校の成績だけが子どもの評価基準ではありませんが、
良いなら良いにこしたことはありません。
それは子ども自身の自己肯定感につながるからです。
ある意味成績の良い子はいろいろなことに好奇心を持っています。
それを掘り下げていくことが、
結果として良い成績につながっていくのです。
もう、本当によく聞く言葉が
「計算はよくできるけど、文章題や応用問題や図形ができません。」
本当に耳にタコができるくらい聞きました。
それ聞くと、またですか~、と内心思ってしまいます。
だいたいそういうお子さんは計算もおっしゃるほどにはできません。
「良く」できる、の基準が違うんです。
まあそこそこ学校で困らない程度には、「良く」できる。
でもそれでは『文章題・応用問題・図形問題』はできません。
いろいろなことに興味を持って、
それを自分で調べてみたり、突き詰めてみたりできるお子さんのお母さんは、
「計算はできるんですけど…」は言いません。
文字に興味を持った時にすかざず、あいうえおを終えてやる。
そうするとすぐ覚える。
興味がない時に教えても覚えない。
「これなんて読むの?」そう聞いた時は大チャンス!
時計に興味を持ったらアナログ時計を一緒に読む。
「あと何分経ったら何時だよ。」
そういうだけで子供の興味が広がる。
車で実家に帰るときに、
「家からおばあちゃんちまで○○kmだわ。」
「kmってなに?」
そこから長さへの興味がわく。
辞書と百科事典と世界地図・日本地図はぜひ居間にあってほしいですね。
できれば動物図鑑とか昆虫図鑑とか、そんなものもあってほしいなあ。
今はパソコンで全部調べられるからいい?
いえいえ、本は大事ですよ。
そこにあるものを自分の手でめくっていく。
それが大事なんです。
お箸も鉛筆も綺麗に持ちましょう
- 投稿者:ゆき子 (2016-05-24 (火) 22:29:59)
お箸は日本の大切な、そして美しい文化です。
お箸の持ち方の綺麗な人は、
鉛筆などの筆記用具の持ち方も美しい。
大人になってからでは直せない。
小学校低学年までに、美しい持ち方に直してください。
NHK番組の「鶴瓶の家族に乾杯」の中で
鶴瓶師匠が箸を持つときに、
「箸の持ち方がえらい下手ですんまへんなあ。」
としょっちゅう謝ってらっしゃる。
大人になってしまうと、
汚い持ち方だと自分でもわかっていても
なかなか直すことができないのですよ。
人格とか性格とかそういうものとは違うと思っても、
やはりきれいな持ち方をしている人は
ちょっと人間が上等かもしれないと期待しますね。
子どもならそれでいいかもしれない。
でも子どもはいずれ大人になる。
大人になってからでは直せないことが多いものです。
その気になった時に始めないと『後で』はない
- 投稿者:ゆき子 (2016-05-24 (火) 11:15:08)
もうちょっと大きくなってから、
今、習い事が多いので、「もう少し後で」やらせます。
いえいえ、「あとで」というのはなかなかやってきません。
せっかくお子さんがその気になってるのに、
(やる気になってるのに)
「あとで」なんていうのはいつまで待ってても来ませんよ。
子どものやる気を尊重しましょう。
いざ、親がやらせようとすると、
もうすでにその子の興味は他へ向いてしまっています。
「まだ小さいので…。」
0才ならいざ知らず、3歳以上で、歩けて、トイレが自分でできて、
こちらの言うことが理解できるお子さんなら、
まったく心配はいりません。
親は家庭では「先生」をやってはいけない
- 投稿者:ゆき子 (2016-05-23 (月) 10:26:00)
「先生ごっこ」ならいいんですけどね・・・・。
子どもを評価したり、査定したりしてはいけないと思うんです。
確かにしつけとか導くことは大事だけれども、
そのことによって子供を評価したりするのは、
先生やよその人に任せればいいんじゃないかな。
こうあるべきと教えるのは大事だし必要でもあります。
文字や数字に興味を持ったときに、
すかさずいろいろな体験をさせてやる。
いろいろなことを一緒に楽しむ。
いろいろなことについて会話をする。
子どものいいところも悪いところもひっくるめて肯定する。
悪いところは否定せずに、
「こうしたほうが良いと思うんだけど、あなたはどう思う?」
簡単そうに思えるけど、結構難しいことです。
筆圧をつけましょう
- 投稿者:ゆき子 (2016-05-20 (金) 16:16:46)
2~3歳ころから落書きができるようになります。
壁に書いてしまったり、書かなくていいところに書いちゃったり。
でもこれはとても必要なこと。
殴り書きでもいいからたくさん書かせてください。
最近のチラシは裏面も印刷してあって、
なかなか白いところがありませんが、
会社の印刷ミスした用紙とか、利用してください。
字は上手に越したことはありませんが、
何よりも筆圧が大事。
ある程度強く書けることが大切。
フニャフニャした字を書く子どもは、
やはり学力が伴いません。
何人もの子供たちを見てきて、最近そう思います。
(無駄に強い筆圧も要注意ではあるのですが)
上手ではなくてもしっかりした字が書けることが重要です。
指に力を入れることは
脳を刺激することにもつながります。
認知症の老人はやはり指に力が入らないのです。
いろいろなサイトを見ていますが
- 投稿者:ゆき子 (2016-05-18 (水) 21:12:02)
「ぷりんと・きっず」という
子どもの学習の補助教材のようなサイトがあります。
「くもんの算数は計算だけ。」(そんなことはもちろんありませんが)
とおっしゃるご家庭のために、
時々あちこちのサイトから無料プリントをダウンロードして教えています。
この「プリント・キッズ」もとても良いサイトで、
利用させていただいてます。
このサイトの主催者の言葉にとても良いものがありましたので、
ご参考までに。
『要は「やるか・やらないか」だけです。
親の努力はそのまま子供の成長に表れます。』
方法を探すか、言い訳を探すか
- 投稿者:ゆき子 (2016-05-17 (火) 22:04:45)
「やる人は方法を探す。やらない人は言い訳を探す。」
仕事でも、勉強でも。
やる人はどうにかしてやろうと考えて、やる方法を探します。
やらない人は、何とかやらないで済むように、やらない言い訳を探します。
人間生きているうちは、
やりたくないことでも、
やらなきゃいけないことは出てきます。
どうせやるなら言い訳を探すより、
方法を探したいものです。
数字・文字は雑ではいけない
- 投稿者:ゆき子 (2016-05-16 (月) 21:46:35)
学年を少し超えて新しいところに進むと
確かに(学校では)習っていないところだから、
手取り足取り細かにやり方は教えます。
でも、数字や文字が雑だと、
新しい箇所は特にきちんと頭に入らないような気がするのです。
「公文をやってる子は、確かにスピードはあるが、文字や数字が汚い。」
これは絶対に言われたくない。
学年より上をやっているから雑でもいい?
とんでもないことです!
間違った個所を自分で探して、合ってるところは消さずに、
間違っている箇所だけを探して消すためにも、
きちんときれいに書かれていなければいけません。
間違っている場所を自分で探し出すことができないのです。
今日ちょっとうれしかったのは、
小2で算数のD教材、2桁×2桁の掛け算をやっている子が、
とてもきれいに桁をそろえて書き、
間違いを直す時も間違った数字だけを消して
直すことができていたことです。
綺麗にかけて、自分でも嬉しそうでした。
美しく書けた教材は、本当に頭が良い子がやった感じがして、
採点する先生もとてもうれしいのです。
「キモい」「ウザい」「ヤバい」だけ
- 投稿者:ゆき子 (2016-05-07 (土) 09:40:56)
自身の気持ちを表現するのは「キモい」「ウザい」「ヤバい」だけ。
比喩が理解できず、慣用表現を使いこなせない…。
子どもや若者の日本語に異変が起きているようだ。
■いきなり要件から入る
「恒例のライブやります。来てください。」
卒業した先輩に送る一斉メールは、あいさつ文もなければ宛先もない。
目上の人に出すのにいきなり要件から入るなんて。
都内の有名私大を卒業した女性は後輩からのメールに驚いた。
「敬語以前に、相手や状況に応じて言葉遣いを変えることができない子が
多いように思います。」
■主語がない
ある学習塾で長年国語を教えてきた矢野耕平さん。
「ここ4・5年は特に、
他者への敬意や心遣いを感じない言葉遣いをする子が増えた。」
例えば生徒とこんな会話をするのはしょっちゅうだ。
「先生!聞いてください。ひどいんですよ。」
「なにがあったの?」
「ひどいんですよ!マジ、キモかった。」
辛抱強く尋ねなければ「誰に」「何をされたか」一向にわからない。
事情を知らない聞き手にお構いなしに、自身の感情を訴えるだけの会話だ。
■LINEが影響?
自分と、周囲のごく狭い内輪の視点でしか言葉を使えず、
それ以外の人に配慮する言葉が選べない
子どもや若者が増えている原因の一つに
コミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」に代表されるSNSの
影響をこの矢野さんは挙げる。
「LINEは基本的に仲間内の会話で、短文。
スタンプを使えば、言葉にせずに心情を表現できる。
そうしたコミュニケーションが当たり前だと
思ってしまっているのではないか。」
気持ちを表す言葉がつかえない子どもも多い。
例えば『びびる』という心情表現は『驚く』『すくみ上る』
『委縮する』『恐れる』など、他の様々な言葉で言い換えられる。
だがそれをすべて『びびる』で済ませてしまう子が多いという。
「自分の心情を把握するには言葉が必要。
心情表現ができなければ、自分の心情を正しく認識できず、
他人にも伝えられないし、他者の心情も理解できない。」
と矢野さんは指摘する。
■日記をつけよう
矢野さんは「相手の心に踏み込まず、本音で交わす会話が少ない。
本音を出せる環境の少なさは子どもにとって不幸だ。」と指摘する。
矢野さんは「比喩が理解できない」「季節感がわからない」
といった例を挙げながら、子どもたちの日本語運用能力、
さらには取り巻く環境にも警鐘を鳴らしている。
正しい言葉を使えるようになるために、また読解力を伸ばすために、
矢野さんは「ことばしらべ」という課題を出している。
例文の中から、少し難しい言葉を抜き出し、
辞書でその意味を調べて書き出したうえで、
その言葉を使った文を作らせる。
語彙が増えるとともに、最初は多少おかしい文を作る子も、
添削を繰り返すことで、
徐々に誰が読んでも意味の分かる文を作れるようになる。
「もう一つは日記をつけること。」と矢野さんは言う。
それも「楽しかった」「悔しかった」だけでなく
一日の出来事を、丁寧に文にすることを勧める。
「スマートフォンで打つのではなく、紙に書きつけることです。
続けるうちにオリジナリティのある表現が身につく。」
親も子供に迎合せず、
なるべくたくさんの言葉で子どもに接することが大切だという。
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公文の国語教材ってこの矢野さんの言葉を本当に実践してるんですよ。
うそだと思ったら、国語教材をじっくり見てください。