公文式教室で学ぶ、家で学ぶ、自分で学ぶ きっとできる!だからがんばる。

diary201610

10月の日誌

音読の効果

  • 投稿者:ゆき子 (2016-10-28 (金) 16:14:43)

低学年や国語の弱い子には
「音読」がとても大きな効果をあげます。
公文の国語の教材もA教材以下には
「音読しなさい。」という指示があります。

なぜ音読がいいのか。
文章を読んで理解するには、
その情景を頭に思い浮かべることが重要です。
理解力が乏しい子が眼だけで読んでいると、
それは字を見ているだけなのです。
音読をすることで、自分の声をもう一度耳で聞き、
脳の前頭葉でカメラに映し出された映像のように、
脳内にその情景を再現することができるからです。
たとえそれが実際に体験したことでなくても、
自分が体験したように想像できるからです。

音読が上手な子は、
その情景を頭の中に思い浮かべることが上手です。
音読がたどたどしい子は、
字を追いかけていくのに精いっぱいで、
情景を思い浮かべることはできません。

算数の図形問題や、文章問題が苦手な子供にも
同じことが言えます。
図形問題はその図形を思い浮かべ、
それをほかの面から見るという高度な技が必要です。

問題をすらすらと読み、その意図するところを理解し、
頭の中に状況を再現するという、
これは数学力というよりも理解力です。

理解力をあげるには、まず簡単な音読から始め、
難しい語彙が出てきてもすらすらと読める力、
これが必要です。

まずは教科書の音読。
公文のプリントも音読。
字が書いてあるのもはすべて音読。
これくらいの覚悟で臨んでみてください。
すぐに理解力がついてきます。

15~20分で終わるのに

  • 投稿者:ゆき子 (2016-10-26 (水) 11:47:03)

宿題(家庭学習)には面倒だが曜日を書いている。
「この曜日にやってね。」と言う思いを込めている。
ところが3日分をまとめてやる子がいる。
3日分まとめてもできる量というのが問題なのかもしれないが、
低学年のうちや入会間もないうちは
教室でやる分よりちょっと少なめにしている。
「全部まとめてやりました。」
「なぜ?」
「めんどくさいから。」
「毎日やることに意義があるんだよ。
 まとめてやったら時間がかかったでしょ?」
「1時間かかった。」
「一日20分ずつ毎日やるのと、
 まとめて1時間でやるのとどっちが力がつくと思う?」
「わかんない。」
「一日20分のほうだよ。」

親御さんも「やってあればいいでしょ。」じゃなくて、
毎日やるということが重要なのだとご理解いただき、
ご協力をお願いいたします。

このところ3回ほど

  • 投稿者:ゆき子 (2016-10-25 (火) 09:19:33)

ずっと私の前でやらせていた。
とにかく落ち着きがなく、数分で顔をあげ、あたりをきょろきょろ。
さすがに中学年になってからは立ち歩きはなくなったが、
低学年のうちは席についていることさえ長くはできなかった。
離れてやっていると、どうしても声掛けばかりになる。
仕方なく目前に座ってもらい、一問一問、
「はい次、はい次…」とやってもらうことにした。
ずっとこのままなんだろうなと思っていた。
子どものうちはいいが、
大人になったらどうするんだろうと思っていた。

3回ほど前から、「向こうで(離れたところで)やる。」
と言い出した。
「いちいち言わなくちゃいけないから、ここでやって。」
と言うと、「大丈夫、一人でやる。」
ほんとに大丈夫かなあと思っていたら、
算数・国語ともそれぞれ30分以内で終えた。
学年より1段階下だが、大した進歩だ。

強制して一人でやらせていたら、こうはならなかったかもしれない。
こちらも覚悟を決めて、ずっと付き合って行く気でいたら、
自然に自立できた。
(いつまで続くかは疑問だが…)

繰り返すことの重要性

  • 投稿者:ゆき子 (2016-10-22 (土) 09:25:57)

同じことを何度も繰り返す。
何度も繰り返せば自然に覚えてくる(はず)。
大きくなってからではなかなか定着しないが、
小さければ小さいほど繰り返しは重要だし、
簡単に覚えられる。

理屈や原理を教えなければいけないというのは大人の思い込み。
理屈や原理を教えれば覚えられるというのも、大人の勘違い。
理屈抜きだからこそ覚えられる。
繰り返しやることが子どもを伸ばす。

子どもは気分に左右される

  • 投稿者:ゆき子 (2016-10-18 (火) 22:00:50)

教室に入って来た時から
お、今日は調子良さそう、とか
なんだか乗ってないなあ、とかいうのがわかる。
何が原因というのではない。
その時の雰囲気というか・・・・・。

今日は特に幼児・低学年が良かった。
いつもは読めないのがスラスラ読めたりする。
だらだら時間がかかっていたのが、
パパッとできたりする。

そういう子が一人でもいると、
こちらも気分が良い。

でもそれがなかなか続かないんだなあ…。
前回はよかったのに、
今日はだらだらだったりとか。
なるべく良い時だけを覚えていたいものだ。

なんだってこんなややこしいことを

  • 投稿者:ゆき子 (2016-10-14 (金) 17:41:49)

昨日1年生が持ってきた学校のプリント宿題。
一応算数の宿題だが、
これはどっちかというと読解力の問題。

三角と四角と丸が全部で10個あります。
前から5番目が四角で、後ろから三番目が丸で、
残りが三角です。
これを図で書きなさい。

正解は

△△△△□△△○△△

これ、最初からアドバイスなしにできる子って
何人いるんだろう?

「分からない。」とお子さんが言った時に
お母さん、お父さんはどうしますか?
「自分で考えなさい。」と言いますか?
自分で考えられないから「わからない」んです。
一緒に考えて、教えてあげてください。
難しすぎると思ったら、教室へ持ってきてください。

11以上の九九

  • 投稿者:ゆき子 (2016-10-14 (金) 09:00:43)

1の段から9の段までは学校で教わる。

公文の算数では、D教材の後半で13・17・19・23・29など
素数で割る約分が出てくる。
例えば13/52(52分の13)などだ。
これを暗算で1/4(4分の1)とパッと出せる子は頭が良い。
というより、何回も出てくるから自然に覚えてしまう。
自然に覚えることが大事なのだ。
もし覚えられないなら、学校でやる九九のように
強制的に覚えるしかない。

最近は何回出てきても覚えられない子が多いように思う。
もう、これは覚えさせるしかないか……。
10月~12月で、1けたの九九は完全に覚えてしまった3年生以上に
11から19の九九で100以下の答えになるものを
暗記してもらおうと思う。

がんばって覚えてくれたまえ!!

2時間の学習効果が消える

  • 投稿者:ゆき子 (2016-10-13 (木) 09:33:31)

せっかく2時間学習しても、
1時間以上スマホやゲームを使うと、
その効果が消えてしまうんです。

長時間ゲームを行う子どもは、
言葉に関する能力が低く、
長期的にもその能力が発達しにくいこと、
脳形態からは
記憶や自己コントロール、
やる気などをつかさどる脳の領域にける細胞の密度が低く、
発達が阻害されていると考えることができます。
(「やってはいけない脳の習慣」より)

ひえ~っ、それってホントに大変なことです。
そういう人間ばっかりになってしまったら、
この社会はそれこそ大変なことになるんじゃないでしょうか?

川島隆太著「やってはいけない脳の習慣」から

  • 投稿者:ゆき子 (2016-10-07 (金) 11:07:45)

いやいや、膨大な資料を読み解くだけで、結構大変。
でも少しずつ読み進めています。

もう今や、子どもだけではない大人までもが、
スマホゲームの虜ですからね。
大人は良いですよ、もう出来上がっちゃってるから。
子どもはこれから伸びていかなければならないのに、
スマホ漬けになったら、脳が縮小してしまうって、いやあ、大変だァ。

これらのゲームや通信アプリを作った人は
もちろん良かれと思って開発したのに、
もしこれらが人類を滅びの方向にもっていっているとしたら、
使う側が、十分気を付けなくちゃいけないってことですねえ。

毎日学習するとはどういうことなのか

  • 投稿者:ゆき子 (2016-10-04 (火) 13:47:33)

一流のバレリーナは毎日何時間もレッスンするという。
「一日怠けると自分にわかる。
二日怠けると先生にわかる。
三日怠けると観客にわかる。」そう言ったという。

ピアノのレッスンもそう。
教室に行く前に付け焼刃で練習していっても、
先生には必ずわかるそうだ。
毎日やりましょうね、と言われているはずなのに、
ちょこちょこっとレッスンの前にやったからと言って、
うまくなるわけはないのだ。
毎日少しずつ進歩していく。
それは決して大きな進歩として目に見えるものではない。
でも積み重なっていけば、いつか大きな進歩が目の前に現れる。

子どもはできれば怠けたい。
やらずにすませられればラッキー。
そこを大人がやるように仕向けねば、
どうして自主的にやるようになるというのだろう?
「来る前にちゃちゃっとやってるんですよ~。」
それってある程度は親の責任です。
そんなこと言って笑ってる場合ではないと思うんですが。

新聞を読むということ

  • 投稿者:ゆき子 (2016-10-01 (土) 11:19:53)

今や新聞を取っていない家庭がかなりあるという。
TVやパソコンネットでニュースはわかるから、
というのがその理由らしい。
新聞のチラシだって、ネットチラシというものがあるくらいだから、
新聞なんて読まないという大人がいても不思議ではない。
まして子供がどれだけ新聞を読むかという話になったら、
ほんのわずかと言っていいだろう。

日本の宅配システムの新聞は、海外ではあまりないもののようだ。
必要な人はその都度買って読む。
だから読む人と読まない人の格差が生まれている。
その点宅配システムは良い。
読まなくてもその辺に置いてあれば目に入ってくる。
自然に読むようになってくる。

新聞を取ることができないくらい貧困の差ができてくると、
文字に触れるチャンスも減る。
かつて「本を読みなさいよ。」と言ったら
「僕の家には本がない。」と返事をした子がいた、
という話を書いたことがある。
その子の家に本がないという理由が、貧困であるとは思えなかったし、
新聞を取ってないという理由が、
お金がないということにはつながらないが、
「新聞なんか取ってないよ。」という言葉を聞くのが恐ろしいから、
「おうちでは新聞取っている?」と聞くのがためらわれる。

「うちの子読解力がなくて…。」と嘆く前に
その子の環境がどうであるかを、
振り返ってみる必要があるのではないか、
と思うことがある。

読まずに答えが出せるわけがない

  • 投稿者:ゆき子 (2016-09-27 (火) 22:36:39)

国語の問題「次の文章を読んで、問題に答えましょう。」
「わかんな~い。」という子は、絶対と言っていいほど、
文章を読んでない。
「何回読んだ?」
「一回」
「じゃあ、もう一回読んで。」
「わかりませ~ん。」
読んでるところを観察してると、
どう見ても読んでいるとは言いかねる。
あれは眺めているだけ。
文字を見ているだけである。
文章を読んで、頭の中に映像を作っていない。
想像ができていない。
字面を追いかけているだけだ。
これでは「問題に答える」なんてできるわけがない。

そういう子に「本読むの好き?」と聞くと
大体が「好きじゃない。」と言う。
「どうして?」と聞くと「めんどくさいから。」と言う。

悩んだ時に本を読む。
つらい時に本を読む。
そして光を見い出す。
自分の生きていく方向を定める。
いろいろなことに感動する。
体験していないことでも感動できる心を持つ。

これらはゲームなんかしているよりも、
ず~っと人生を豊かにする。

ところで、本を読む人は読まない人よりも
長生きできるそうですよ。

powered by HAIK 7.0.2
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional