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diary202512

2025年12月日誌

変化が大きいと感じる子供たちの能力について(令和6年度全国学力・学習状況調査の経年変化分析調査)

「2024年度(令和6年度)経年変化分析調査・保護者に対する調査の結果」によると、2021年度(令和3年)調査と比較して、学力が著しく低下したと報告されています。ただ、学校現場で日々、子供たちに授業している先生たちの話では、正直、著しく学力が低下したという実感はないそうです。だからといって「学力が上がった」という感覚もありませんが…。「あまり変わっていない」というのが実感だそうです。今年度で小学1年生を5年連続で担任しているベテランの先生にも調査結果を伝えたところ、「そんなに変わってないと思います」というリアクションでした。
小学校現場で、学力よりも子供たちの能力で大きく感じる変化が2つあります。
1つ目は、運動能力の低下です。ボールを投げたりキャッチしたりするのが苦手な子供が増えました。縄跳びの二重跳びができない、鉄棒の逆上がりができない子供が増えました。特に、持久力の低下が大きいです。年度はじめの体力テストで、20mシャトルランをするのですが、すぐにバテてしまう子供が増えました。50回以上を走る子供の割合が減りました。子供たちの運動能力の低下の原因は、何でしょうか? コロナ禍でしょうか? スマホ依存でしょうか? もちろんそれもありますが、暑さの影響も大きいと感じています。30度を超える日が多くなりました。子供の安全のため、暑い日は、休み時間、運動場で遊べなくなりました。ある学校では6月下旬頃から、暑さのために休み時間、運動場で遊べない日が続いたそうです。また、学校の運動場だけでなく、公園で遊ぶ子供たちの姿を見ることも少なくなりました。特に、夏休みです。エアコンが効いた教室や家で過ごす習慣がついた子供たちの中には、秋になって涼しくなってもあまり外で体を使って遊ばなくなった子供もいます。 
2つ目は、逆に、タイピング能力が大きく向上していると感じています。昨年度、小学2年生を担任した先生は、私よりもタイピングが速い子供がいましたが、今年度、担任している4年生にはもっとたくさんいるそうです。
これは、コロナ禍を機会に1人1台端末が導入されたことが大きいです。それまでは、授業で調べ学習をするために、パソコン室に子供たちを連れて行って、キーワードを入力できない子供がたくさんいました。でも、今は、簡単に入力する子供がものすごく増えました。小学5年生がタイピングで1分間あたりに入力する文字数の平均は約49文字で、文部科学省の2015年調査時から約8倍と大幅に増加していることが明らかになりました。
 子供たちの学力低下の原因についても、さまざまな考察・分析がされています。たとえば、スマホの普及や、テレビの視聴時間の増加、教え込み中心の一斉授業から探究的な学習や学びあい中心の授業への変化などです。
私は、子供の「学力の変化」を、子供の「教育環境の変化」だけでなく、「日本の経済力の変化」の視点で考察してみることも大切だと思います。1990年代以降、日本のGDP(1人あたり)は停滞しています。ほかの先進国は着実に伸びているのにです。また、日本は、少子高齢化と労働人口の減少も進んでいます。
 また、日本は国の予算のうち公教育にかけるお金の割合が、他国と比べるとものすごく低いです。UNESCOをはじめとした国際機関の調査では、日本の政府支出に占める教育予算比率が他国に比べて低いことが示されています。
 このような情勢の中、日本の学校の子供たちと先生方、そして親御さんは、子供の学力向上のためにものすごくがんばっておられると思うというのが本音です。親御さんがお子さんにかける教育費は上がっているように感じます。放課後や休日に塾など学習面の習い事を行く子供が増えているように感じます。 
 もしも経済的なことに関する願い事が3つ叶うのなら、講堂(兼・体育館)にエアコンをつけてほしいです。そうしたら、運動場で遊べないような暑い日でも講堂で快適に体育ができるのにな~と思います。
 2つ目は、教室と子供たちの机のサイズを大きくしてほしいです。教室の広さと机の大きさは私が子供だったころの昭和と変わっていません。令和の現在は、1人1台端末があります。教科書やノートだけのころとは違います。今の机の大きさのままだとタブレットが落ちてしまうことがよくあります。
 そして最後に3つ目は、アメリカやヨーロッパのように1クラスあたりの子供の人数を20人前後にするか、1クラスに教師2人体制にしてほしいです。そうしたら、これまで以上に子供ひとりひとりをもっときめ細やかに指導できます。学力向上につながるはずです。 -- スタッフ♂ 2025-12-11 (木) 06:47:04

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