公文式教室で学ぶ、家で学ぶ、自分で学ぶ きっとできる!だからがんばる。

diary201204

4月の日誌

家では良い子なんですが

  • 投稿者:ゆき子 (2012-04-28 (土) 21:58:20)

Q 家では素直で問題ないのですが、学校と塾と習字ではなぜか問題行
動が多いようで、決まりを守らなかったり突然大声を出したりする
そうです。
習字の先生が「○○しようね」と言うと「やだ、なんでやらなきゃな
らないの?」と反抗するそうです。
学校では、本棚のところでプリントをやっていたので先生が「自分の
席でやろう」と注意したら、怒ってわめきだしたそうです。
塾でも同じようなことがありました。

どの先生も周囲の評判は良い先生方ですし、子どもも家ではそんな
ことはないので信じられないというか不思議です。
主人はわたしが家で事細かに指図しすぎるからだと言いますが、そ
んなに厳しく叱ってもいないのですが……。

A 親野知可等 より

拝読いたしました。

家では問題ないのに、学校・塾・習い事の3か所から同じことを言
われているということでご心配だと思います。

1か所だけなら、その先生の人間性や指導力の問題ということもあ
るかもしれません。
あるいは子どもとの相性の問題かもしれません。
でも3か所となると、しかも周囲の評判の良い先生となると、そう
いうことではないと考えるほうが自然ですね。

実は、このように家では素直で問題がないのに外で問題が出る子は
けっこういるのです。
私が受け持った子の中にもいましたし、珍しいことではありません。
その理由として次のようなことが考えられます。

・親の期待や要求が高くて、子どもはそれに応えようとしてかなり
無理をしている

・親が過干渉で事細かい指示が多い

・子どもは親の望みをかなえてあげたいと思って、がんばりすぎて
いる

・親に本音を言えない。親に「ノー」と言えない

・わがままを言えない。言っても共感してもらえない

・親の前ではいつも良い子を演じている。親はそれが本当の姿だと
思い込んでいる

・親が厳しくて、家でリラックスするどころか緊張していなくては
ならない

・親と楽しくおしゃべりしたり遊んだり触れ合ったりする時間が少
ない

このような状態になっていないか一度振り返ってみてください。

これらの場合、家で溜(た)め込んだストレスや欲求不満が外で出
ることになります。

家で良い子を演じているのでその反動が外で出るのです。

親が感情的に叱ることで子どもをコントロールしている場合は、非
常によく出ます。

でも、特に感情的に叱りつけたりしていなくても、結果的に上記の
ような状態になっている場合もあります。

たとえば間違ったほめ方をしている場合です。
実は、「叱るどころかほめて育てています」という親でもこうなるこ
とがあるのです。

「わがままを言わなくて良い子だね」というほめ方をしていると、子
どもはわがまま、つまり本音が言えなくなります。

「いつもがんばっていてえらいね」「いつも100点ですごいね」など
のほめ方も子どもに余分なプレッシャーを与えます。

子どもに重圧がかかり息が抜けなくなるのです。

実際、「パパは子どものころ100点ばかりだったんだって。パパの
子だから、あなたもいつもテストが100点なんだね。さすがだね」
とほめていたら子どもがテストの点を改ざんするようになった例も
あります。

これらは親が子どもをコントロールするためのほめ方であり、間違
ったほめ方です。

子どもへの高い望みと強い要求があり「それができたらほめてあげ
る。言うことをきいたらほめてあげる」という条件つきのほめ方です。

「叱ってはいない」という親でも、このような間違ったほめ方によ
って子どもを追い込んでいることがあります。

これは親自身で気づかないことが多いのです。

ですから、自分のほめ方がそうなっていないか振り返ってみてくだ
さい。

親はどうしても子どもをコントロールしようという気持ちが先に立
ってしまいます。

「こういう子になってほしい」「これをさせなければ」という気持
ちがあるので、気づかないうちに子どもをコントロールしてしまう
のです。

*******************************

実際こういう例は長年「公文」で指導していてもいくつかありました。
自分の学習が順調にできないだけでなく
人のやってるところをじゃまをする、椅子の上に立つ、奇声を発する、等々。
で、お母さんに話をすると
「うちではそんなことをしたことはありません。」
学校のテストの点数はそれ程悪くはないように見受けられるが、
周囲の子どもたちに聞くと
学校でもそういう行動をとることがあるらしい。
結局解決策が見いだせないまま「公文」はやめてしまった。
たぶんもう高校生か、大学生になっているはず。
どんなふうに成長したのか、気になっている子。

なんか違うんじゃないの?と思うけど

  • 投稿者:ゆき子 (2012-04-25 (水) 21:36:30)

前述の小2生。
必ず宿題をやってきなさい、と渡したけれど
案の定やってこない。
(それ程期待してないけど)
お母さんが一緒に見えて、
「学校の宿題さえやるのに時間がかかっります。
夫婦二人で見ていてやるが、学校の宿題だけで手一杯。
なのでしばらく公文の宿題は出さないでください。」
まあ、そんなことではないかと思ったが
「とりあえずご希望通りしばらくは宿題出しません。
学校の宿題に時間がかかるかどうか、持ってきてみてください。」
計算プリントのおもてだけ、1枚。
書き取り1ページ。
算数ドリル1ページ分。
公文の学習が終わった後にやらせてみた。
何のことはない、1時間もかからない。
これがどうして「宿題だけで手一杯」なのか?

要はやらせかたでしょう。
学校の宿題ごときに時間がかかっているようでは力がつかない、
ということがまったくわかってもらえていないのが残念です。

ずるをすることを覚えてしまうと

  • 投稿者:ゆき子 (2012-04-19 (木) 22:20:07)

月曜日はその前の週の土曜日が参観日で、代休の学校が多かった。
当然、お休みの日はみんな早めに来る。
学校がない分集中できる子が多く、スムーズに教室も終わりに近づいた。
2年生が一人だけ来ていない。その子の兄はちゃんと来ている。
「Kくんは?。」
「知らない。けんかした。」
しばらく待っていたら、
「用事があるので、宿題だけください。」とやってきた。
「用事って何?」
「病院へ行く。」
アレルギーがあったりして病気がちな子なので
一応信用して「前の宿題はやってきた?」
「持ってこなかった。」
「やってあるの?」
「・・・・」
「やってないんでしょ?。やってあるなら家に帰って持ってきて。」
とりあえず当日分だけ渡してしばらく待ったが、
案の定、持って来ない。
次の学習日
その前の宿題も、当日分と渡した教材も全然やってない。
それまでは何とかスムーズにできていた一桁の引き算も
時間はかかる、間違いは多い。
おまけに「できない。できない。」と言い出した。
半べそをかいているので、
「今までできていたのに、急にできなくなったのは
宿題をやらなくなったからですよ。
泣きながらやっても身に付かないから、お帰りください。」
そのまま帰した。
教室が終わってお母さんに電話したら、
月曜日も本当は教材だけくださいと言って持って帰ったのに
「今日は教室が2時から始まった。(ほんとは3時から)
早くできたので帰ってきた。」と言ったらしい。
その次の学習日も途中で帰されたとは言わなかった。
聞けば、学校の宿題も全然やらずに行っているらしい。
この2回の学習日の件で、ずるをすることを覚えてしまい、
それが通ることに味をしめてしまうと、
本当に困ったことになる。

休んでしまったらそこで止まる

  • 投稿者:ゆき子 (2012-04-11 (水) 13:57:36)

「ちょっとの間お休みにしたいんですけど・・・。」
「どうしました?」
「毎日のスケジュールがいっぱいで、少し間をあけたいって言うんです。」
S英・公文かきかた・野球・それにくもん。
月曜から日曜までスケジュールがぎっしりだとのこと。
そりゃ確かに、毎日学校の他に何かしらある、
土・日も休み無しというのは、ストレスかもしれない。
ちょっと息を抜きたいというのはわかる気もする。

「宿題(家庭学習)できなくても良いから、教室だけ来ることはできませんか?
今は算数も学校より進んでるし、英語もまだ学校ではやってないでしょ?
もしこのまましばらく休んじゃうと、せっかく覚えたことも忘れてしまいますよ。」
夏休みまでの3ヶ月、宿題は時間がある時で良い。
算数も英語も新しいことが次々に出てくるから、
もしここで間をあけたら、「元の木阿弥」になる。
夏休みや、休みの時だけ家庭学習もがんばってもらう。
それでやってみませんか?とお勧めした。

そういう子を何人も見てきている。
下手をすると、せっかく力をつけたのに
休む前より力を落としてしまった子もいる。
「そこで止まる」ならまだ良いけれど
そこより下がってしまったら何にもならない。
それに一度楽をしてしまうと
なかなか元には戻りにくい。

がんばって、せめて小学校の間だけでも
少しずつでも続けて欲しい。

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