公文式教室で学ぶ、家で学ぶ、自分で学ぶ きっとできる!だからがんばる。

diary201607

7月の日誌

指先を使う

  • 投稿者:ゆき子 (2016-07-29 (金) 14:35:10)

2年生くらいから、物差しを使って長さをはかったり、
3年生では分度器を使って角度を測ることが出てくる。(算数)
時々「どうもうまくはかれないんです。」という保護者の声を聞く。
まず、長さでは、起点(直線の一番端っこ)からずれないことが大切。
1mmずれても間違いになるから
しっかりずれないように押さえなければいけない。
分度器もそう。
はかり始めの線からずれてしまう子が多い。
もう少し学年が進むとコンパスも使う。
コンパスの中心部分がずれるなんて考えられないんだけど、
確かにそういう子もいる。

もう今は大きくなったけれど、
やっぱり不器用でいつもずれてしまう子がいた。
どうも今考えると学力にも関係しているように思う。
手先の器用さというものは、
ある程度学力にも影響するのではないか。

痴呆になった老人に手先を使う作業をしてもらうと、
痴呆の進行を遅らせたりすることができる場合もあるらしい。
手先を使っている老人は長生きするとか。

それならゲームなんか指を使うから良いんじゃない?
なんて声も聞こえてきそうだ。
今の子はスマホのゲームばっかりで、
親指の神経だけ発達してるかも?

日常生活での勉強

  • 投稿者:ゆき子 (2016-07-27 (水) 09:24:19)

アナログ時計を読む・ものの長さや重さを量る・お金を使って買い物をする。
これらは日常でできる勉強です。
勉強とは本来生活に役立てることができるものなのです。
学校で机の上だけするものではありません。
できれば小学校に入る前に、
これらのことはできていてほしいものです。
できなくて困ることはありますが、
これらができて困ることはありません。

時計では「5飛び」の数が頭に入ります。
5・10・15・20・・・・と続く数です。
今はアナログ時計は少ないかもしれませんが、
絶対に家のどこかにかけてください。

また、うまい具合に人間の指は片方の手が5本。
手の指を全部広げて「これ何本?」と聞くと
1・2・3・4・5と数えて「5本。」という子がいますが、
これでは遅いですね。
パッと見てすぐに「5本!」と言えなければ、
「片っぽのお手ての指は5本なんだよ。じゃあ、両方の手は?」
「10本!」

学校で「長さ」を習ったら、
物差しを使っていろいろなものをはかってみる。
大体の大きさ・長さが頭に入る。
6年生の実力テストで
「はがきの縦横は大体どのくらいですか?」
という問題があったときに
「20センチ×35センチ」なんて答えは選ばないはず。

お金も大事。
10円玉が5個でいくら?
これがわからないと10進法はわからない。
10円玉10個で100円、
100円が10個で1000円。
0の数が多くなるとちんぷんかんぷんでは、困りますねえ。

もう少し大きくなって
時間と速さと距離の問題が出てくる。
これができない子が多い。
今の子は昔の子より車に乗る機会が多いのだから、
これは絶好のチャンス。
「ここから静岡まで40kmあるとするよ。
時速60kmの車で行ったら何分かかるかな?」
親子の会話にもなるじゃありませんか。

全部100点で、時間も早かったんだよ

  • 投稿者:ゆき子 (2016-07-21 (木) 09:19:38)

二ケタ×二ケタはまだ学校でやっていない3年生。
新しいところだから慎重に。
なかなか難しいよね。
最初に上の二ケタに1の位の数字をかけて、
次に一けた空けて、二ケタ目をかけて、
最後に足し算をする。

昨日は2度目の二ケタ×二ケタ。
なんと5枚を十五分。
おまけに全部100点。
おとなしい子だから、そんなに嬉しそうでもない。
淡々とこなして、帰るときにお母さんを呼んできた。
あれ?別に注意することはないんだけど…。
ああ、そうかあ。
「今日は二回目なのに、すごく早くできて、
全部100点だったんですよ。
褒めてあげてくださいね。」
自分で言うより、私に言ってほしかったんだね。
いつでも言ってあげますよ。
頑張って丁寧にやろうね。

きちんと書ける鉛筆、きちんと消せる消しゴム

  • 投稿者:ゆき子 (2016-07-17 (日) 13:27:26)

「先生、消しゴム。」
先生は消しゴムではありません。
「先生、消しゴムを忘れたので、貸してください。」
もう何回この問答を書いたことだろう。

ある程度できる子はまず鉛筆・消しゴムは忘れない。
鉛筆はきれいに削ってある。
(今時小刀で削ったりはしないだろうから、もちろん鉛筆削りで)
消しゴムを触ってみるとやたらに硬いのはダメ。

鉛筆入れくらい柄物でも別に構わないが、
鉛筆自体は柄物のかわいいものは大体もろい。
芯がすぐ折れる。
何回も削るから結局すぐに短くなってしまう。

E以上の学習にはシャープペンシルを使うのも構わないが、
チャラチャラした飾りのついてるものを使うのはダメ。
これは女の子に多い。
書くたびにジャラジャラ音がして耳障り。

本当にしっかり勉強しようと気合が入ってる子は
地味な鉛筆でよく削ってあり、
消しゴムは適度に柔らかく消しやすい。

「鉛筆忘れました。」
などという輩はもちろん消しゴムも忘れてきている。
今度「筆記用具忘れグラフ」を掲示しようかな。

家庭の協力は必須

  • 投稿者:ゆき子 (2016-07-14 (木) 10:09:13)

週2回、長くても1~2時間。
月間にしても8~16時間。
まあ、それだけで力がつけばそれに越したことはないし、
そのほうが得、という考え方もある。

でも、絶対に家できちんと学習する子のほうが伸びる。
昨日書いたこのコーナーのように
「ほっといてください。」とでもいうような親ならいざ知らず、
力をつけてあげたいと思って
公文式学習を選ばれた親御さんなら、
やはり毎日の学習に目を配るのが、BESTなのです。

以前に
「うちは商売をやってるので、子供の面倒は見られません。
だから宿題を出さないでください。」
とおっしゃったお母さんがおられました。
まあ、その時点でお断りするべきだったのかもしれませんが、
「宿題をやらなければ進みませんし、
公文は学校の補助として基礎学力をつけるところなので、
宿題をやらなくて良い、とご家庭で納得しているのなら、出しません。
でも、それでは絶対力がつきません。」
と申し上げました。
「それでも良いです。」とおっしゃるので入会していただきましたが、
半年も継続できませんでした。

子どもの教育を学校任せ・塾任せにして良いんでしょうか?
自分の子供のことを一番に考えられるのはなんといっても親。
今、何を勉強しているのか、何に興味を持っているのか、
何を嫌だと思っているのか、すべてを把握しろとは言いません。
あとから考えるとほんの短い時間です。
子どもはすぐに大きくなってしまいます。

また聞きなので確かではないのですが

  • 投稿者:ゆき子 (2016-07-13 (水) 21:32:41)

聞いた話です。

小学校1年生の担任の先生が、
あまりひらがなが読めない子に、
休み時間を利用して特別に教えていたら、
その子の親から「休み時間くらい休ませろ。」と
クレームが入ったそうです。
親いわく、
「中学生になっても読めない子はいない。
それまでには読めるようになるから放っておいてくれ。」

いやあ、まことにあきれた話。
確かにそれまでにはひらがなくらいは嫌でも読めるはずでしょうよ。
しかしその子は、人生を考えるような本や、
世の中の仕組みを知るような本には、
本当にそれを必要とする多感な時期に
巡り合えることはないでしょうね。

子どもは親を選べません。
それでも子どもは親が大好きです。
この人の子どもでよかった、
そう子どもに言ってもらえる親でありたいですよね。

教材の管理はきちんと

  • 投稿者:ゆき子 (2016-07-12 (火) 11:19:06)

「宿題が入ってませんでした。」
「宿題は入っていたんだけど、なくなってしまいました。」
「宿題はやったんだけど、そのあとなくなってしまいました。」
などなどなど・・・・・。

このところそういう訴えが相次いでいる。
よほどのことがない限りは宿題を入れ忘れることはない(はず)。
だから、「入ってませんでした。」というのは絶対おかしい。
「なくなってしまいました。」これもおかしい。
宿題に足が生えて、勝手にどこかに行くのかな?
「宿題がなくなって」ではなく『私が宿題をなくして』しまったんですね?
やってからなくなったんですか?それともやる前に無くなったんですか?
と聞くと言いよどんでから「やってから。」と答える。
いやいや、それはやる前に無くしたんでしょ?

中学生以上なら本人に任せてもいいですが、
小学生以下であればなるべく
「親は見てますよ」という意味で、チェックをお願いします。
以前中学生でも「やった」と言いながら
実はやってなかった子がいますけど、それは論外。

教科書だけでは問題が足りない

  • 投稿者:ゆき子 (2016-07-08 (金) 14:50:20)

昨日たまたま小学校3年生と4年生の子たちが
学校の宿題だと言って、
教科書の問題を4~6問やっていた。
もちろん公文の学習が終わった後。

4年生は3けた割る2けたの問題で筆算の割り算で、
3年生は2けた割る1けたで横の割り算。
奇しくも両方とも割り算だった。
学校でやったはずなのに、ほぼ半数の子が忘れている。
「これ、どうやるんですか?」
「まだ習ってないの?」
「習ったけど、わからない…。」おいおい。

3年生は2年生の10月~11月にかけて九九をやっているから、
それが完璧でないとまったくできない。
日本の義務教育は留年はないから、
できてもできなくても次の学年へ進むことができる。
足し算引き算は出来不出来がわかりにくいので
できなくても確認のしようがないが、
九九はできていないのが確実に確認できる。
だからこれはご家庭で完璧にしなくてはいけない。
学校をあてにすると大変なことになる。
必ず、おうちの方が確認してください。
5年生でも下手をすると6年生でも
中学生でも九九が不確実な子がいる。

割り算の話に戻ろう。
割り算というのは非常に高度な問題である。
まず割る数と割られる数を見て、商の見当をつける。
そしてそれが正しいかどうか、
掛け算をしてみて引けるかどうかを見る。
引ければ割られる数から、掛け算後の数を引いて余りを出す。
引けなければ、それより小さい商を立て、
掛け算をしてから割られる数から引く。

多くの子は割り算が苦手という。
足し算より引き算が嫌だという子にそれが多い。
ほんの4~6問の問題だけで片付けてしまうから、
その4~6問ができればいいというだけで済んでしまうから、
本当できるかどうかが大変分かりにくい。

その点公文の、たとえば小学校3年生の横の割り算は
(38÷9=というような問題)1枚につき30問以上ある。
それを1回最低5枚を学習するのだから150問以上。
毎日学習すれば1週間で1000問以上に接することになる。
だから、声を大にして言います。
「必ずできるようになります!」

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