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diary201601

2016年1月日誌

数年越しの研究で明言「ゲームは子供に悪影響」東北大川島教授ほか

  • 投稿者:ゆき子 (2016-01-24 (日) 11:17:12)

東北大学加齢医学研究所・認知機能発達部門の
竹内光准教授・川島隆太教授らの研究グループは
小児における長時間のビデオゲームプレイ習慣と
数年後の言語知能や脳の発達などとの関連性を解析、
言語知能の低下などの悪影響を及ぼすことを発見した。

一般から募集した5歳から18歳(平均約11歳)の
健康な小児に参加してもらい実施。
初回時に日々のビデオゲームプレイ時間を含む生活習慣などの質問と
知能検査・MRI撮像を行い
その3年後に再び研究参加者の一部に参加してもらい
再び知能検査とMRI撮像を実施した。

その結果ビデオゲームプレイは
言語知能低下につながっていることが判明した。
小児の脳の高次認知機能に関わる領域が影響を受け、
神経系の好ましくない神経メカニズムの発達と
言語知能の遅れや低下につながることが示唆された。
発達期の子供の長時間のビデオゲームプレイには
一層の注意が必要であるとしている。

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今や大人でさえその悪影響が出ていると感じられる人もいます。
大きくなってしまってからでは修正はできません。
子供な軟らかい脳がゲームによって侵されていく、
そういう映像が浮かんできてしまいます。

子どもの「やったよ。」は話半分

  • 投稿者:ゆき子 (2016-01-18 (月) 21:26:49)

やってない教材がかばんの中からうじゃうじゃ出てきた。
「やったの?」と聞いたら「やったよ。」と言ったので、
安心していたらこの始末。
答え合わせまではしなくて良いですが、
ほんとに全部やってあるかどうかだけ、
パラパラっとめくってみてください。
毎日やることが定着してない子は
目の前に座らせて、よーい、どん。
お母さんが夕飯の支度をするのとどっちが早いか。
最後にパラパラっとめくって、はいOK。
これくらいやらなくちゃ、学習習慣なんてつきませんよ。
習慣は付くのは難しいが、崩れるのはあっという間。
それを頭の中にしっか入れておいてください。

ミリリットル、デシリットル、リットルを生活の中で

  • 投稿者:ゆき子 (2016-01-07 (木) 09:44:36)

「水のかさ(量)」という勉強は、
子供たちにとって非常に分かりにくい勉強です。
その理由は何といっても、聞き慣れない言葉が突然出てくることです。
ここでは、ml(ミリリットル)、dl(デシリットル)、
l(リットル)という単位が出てきます。

この聞き慣れない単位が、子供にとっては大きな障害なのです。
子供たちの多くは、生まれて初めてこういう言葉を聞くのです。

そして、これらの聞き慣れない言葉を使って、
さらに、次のような単位の換算も学びます。

1リットルは1000ミリリットルである。
1デシリットルは100ミリリットルである。
1リットルは10デシリットルである。

ですが、このように言われても分かるはずがありません。

そこで、実際の授業では、子供たちが持ってきたいろいろな容器に水を入れて、そのかさを実際に量る勉強を必ず行います。
その際には、リットルます、デシリットルます、ミリリットルますなどを使って量ります。

子供たちが体を使って行える授業なので、
授業そのものはとても楽しく行えます。
ですが、その後の定着がなかなか難しいのです。

つまり、実際にますを使っている授業の時はミリリットル、デシリットル、リットルなどという単位が分かったような気持ちになるのですが、それが目の前にないときはもうよく分からなくなってしまうのです。

ですから、プリントで「3リットル5デシリットルは何デシリットルでしょうか?」というような単位換算の問題が出てくると、
かなりの子が苦労することになってしまいます。

理由は、実際にいろいろなますや水を使ってかさを量る経験が少なすぎるからです。
これが分かっているので、先生方は授業に際しては
実際に経験する時間をできるだけ取るようにしています。

ですが、それにも限界があります。
学校では、せいぜいがんばっても1,2時間余分にやる程度しかできません。
そこに時間をかけすぎれば、
当然他の勉強の時間が減ってしまうことになるからです。

ですが、少し工夫すれば、
毎日の生活の中でこの経験を豊富にさせてやることができるのです。

例えば、台所に行けば、そのための材料は至る所にあります。

大きなペットボトルには、2l(リットル)とか2000ml(ミリリットル)などと書いてあります。
小さなペットボトルには、500mlとあります。

大きな牛乳パックには1lとか1000l書いてあります。小さな牛乳パックには2dlとか200mlと書いてあります。

もっと小さな乳酸飲料には65mlと書いてあり、私の愛用の栄養ドリンクには20mlと書いてあります。

また、料理用の計量カップなどにもいろいろな単位が書いてあります。

これらを使わない手はありません。

ですが、肝心な1mlとか1dlぴったりの物はなかなかないようですので、
手作りすると良いですね。

アクリル板で1平方センチメートルの正方形を5枚作って、
それをボンドで組み立てれば1立方センチメートルつまり1mlのますのできあがりです。
アクリル板が面倒なら、厚紙でも十分です。

1dlのますは、2dlの牛乳パックなどを半分に切れば簡単にできます。
1lのますは、1lの牛乳パックがそのまま使えます。

そして、それらにマジックで目立つように「1dl(100ml)」とか「1デシリットル(1000ミリリットル)」などと書いておきます。

これらを使って、食事の支度や食事のときまたは日常のいろいろな場面で、「水のかさ」に関係することを話題にするのです。

「1000ミリリットルの牛乳を5人で分けたら、ぴったりなくなったね。」
「お兄ちゃんは風邪で寝ていて2lのポカリスエットを3本も飲んだよ。6000mlだね。この1mlの6000個分だよ。」
「猫にミルクを1dlやっておいてね。」
「薬を飲むから水を2dl持ってきて。」

または、実際に次のように、クイズや遊びの延長のような雰囲気で実験をしてみると良い勉強になると思います。

まず、「2l(2000ml)のペットボトルの中に、実際に500mlのペットボトルの水が4杯分入ると思う?」と聞いてみるのです。

私が授業でやった経験では、結構多くの子供が「入らない」と答えます。
見た目には、なかなか4杯分も入るように見えないからです。
実際にやってみると4杯分しっかり入るので、3年生くらいまでの子供はかなり驚きます。

なお、この時は「じょうご」などを使ってこぼれないようにやるようにするといいと思います。

次に、1dlのますに1mlのますの水が本当に100杯入るかという実験を、私はお薦めします。

1mlは、「水のかさ」の勉強の一番基本になる最少単位であり、1dlはその10倍であり1lはその1000倍であるということを意識させることが大切だからです。

家庭にも1mlのますが1個でもあれば、1mlの量を単に頭で理解するのではなく経験を通して理解できるようになると思います。

できれば、上のような実験をやってみると良いですね。

このように、日常生活の中でかさの単位に触れているのといないのとでは、
大きな差が出てきます。
一切触れていないということになると、授業での経験が初体験で、
そこに出てくる単位が全て初耳ということになってしまいます。

これでは、ミリリットルだとかデシリットルだとかリットルなどという言葉を実際の意味ある量として理解し、頭の中にイメージすることはなかなかできにくいのです。

「じゅげむ、じゅげむ」と同じで、意味の分からない「ミリリットル、デシリットル、リットル」という音が、頭の中に響くだけになってしまいます。

以上のように、ちょっとした工夫で
、「算数のある生活」を子供に提供することができます。
「算数のある生活」に心掛けていれば、子供の算数の力は随分違ってきます。

あけましておめでとうございます

  • 投稿者:ゆき子 (2016-01-04 (月) 09:37:27)

皆さんやご家族にとって今年が良い年でありますように
心からお祈りします。
勉強に運動に真面目に向き合って、
結果がどうであろうとその過程が大事なのです。

くもんの学習に関しては毎日学習が基本です。
教室を始めた最初の頃は、
雨が降ろうが槍が降ろうが、
毎日きちんと学習することが約束でした。

今のお子さんは誘惑が多いです。
TVもゲームもすぐに誘惑の手を伸ばしてきます。
それどころか保護者でさえゲームの誘惑には勝てないらしい。
「ゲームばっかりやらせたらダメですよ。」と言った私に
「いやあ、先生、ゲームも奥が深いですよ~。」と言ったお母さんがいました。
あれあれ・・・。

何はともあれ、今年の目標を立てましょう。
教室の最初の日に、教科ごとにどこまで進みたいか聞きますから、
考えておいてくださいね。

今年はちょっと厳しくしようかと考えている、私です。

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